アーティストの方の問題解決のエグゼクティブ・コーチング
SDアート代表の堀越は、これまで
- 200名以上のアーティスト
- 全国30美術館、100名以上の美術館関係者、
- 5つ以上の地方自治体
とビジネスを行ってきた「アートビジネスのプロフェッショナル」です。
これらの仕事を通じて、アーティストの方からよくいただく相談は、
「3つの悩み」に分類できます。
①制作の方向性の悩み
自分の作品を、どのように制作していったら良いか?
②プロモーションの悩み
自分の作品を、多くの人に知ってもらうにはどうしたら良いか?
③マネジメントの悩み
自分の作品制作以外の仕事(契約や輸送、経理、事務など)が大変。
の3つです。
具体的には、例えば、
個展を開催したいけれど、どうしたら良いか分からない
これまで個展は何度も開催してきたけれど、いつも同じ人ばかりで広がりがない。
SNSを使ったりしてプロモーションをしていきたいが、どうしたらよいかわからない。
アーティストとしてブランディングが必要なのはわかっているけれど、どうしたらよいかわからない。
これからどのような戦略で、作品を制作していけばよいか、相談したい。
このような課題に対して、コンサルティングを行い解決していくのが、
この問題解決のコンサルティングになります。
メニュー
①個人セッション
アーティストのお悩みの解決を行います。
・1回1〜1.5時間程度
・最低6ヶ月以上、一緒にやっていける方を対象としています
・初回、お試しで45分の無料セッションをいたします。
*当ページ下のお問い合わせフォームより無料セッションにお申し込みください。現状のお悩みや課題をヒアリングし、どんな形でそれらを解決できるかの概要をお示しいたします。
料金については無料セッション時にお伝えします。結局、無理強いしてもうまくいきませんので、売り込み等はいたしません。ご安心ください。
②プロジェクトマネジメント
アートプロジェクトや個展企画、プロモーションなど
プロジェクト単位でも仕事を承ります。
仕事内容や料金は、相談しながら決めていきましょう。
③企業コンサルティング
アートを経営に取り入れたい経営者の方へ。
相談役として、経営をサポートいたします。
最低6ヶ月以上の単位で、経営に関わります。
仕事内容や料金は、相談しながら決めましょう。
いずれの場合も、お問い合わせフォームよりご相談ください。
代表プロフィール
株式会社SDアート 代表取締役
堀越 啓/Kei Horikoshi
上智大学卒業後、大手一部上場メーカーにて、
事業企画室や採用プロジェクトなど一貫して企画畑を歩む。
また、海外案件を多数手がけ、アジアやヨーロッパなどのプロジェクトを担当。
その後、東日本大震災などをきっかけに退社。
2012年、SDアート入社。2015年、代表取締役就任。
・名付け親は彫刻家の佐藤忠良。生まれた時からアートに囲まれて39年。
・全国30以上の美術館、150名以上の美術館関係者と仕事を行う。
・100名以上のアーティストのコンサルティングやプロジェクト等を実施。
これまで、
・美術館やギャラリーなどでの展覧会の企画
・芸術祭の企画コンサルティングおよび総合オーガナイズ
・アーティストの展覧会や個展プロデュース
・パブリックアートの選定から設置まで
・屋外アート作品の補修コンサルティング
・アートセミナーのコンテンツ開発および実施
これまでの主な担当案件は、以下の代表紹介のページよりご覧ください。
https://www.instagram.com/keisdart/
お問い合わせ
Message from Artists and CEOs
教育関連企業 経営者 Y.Yさん
ー アートコンサルティングをして、最も大きく変化したことは何ですか?
美意識を経営に取り入れるようになりました。たとえば、ニューヨークの治安が悪かった頃に改善をする際に取り入れられた「割れたガラス理論」のように、
「1つの汚い事象が会社で常態化していないか?」
といった規律を含めた「オフィス環境」などに美意識が生かされるようになったことだと思います。特にサービス業をやっている弊社にとっては美しいオフィス環境作りは重要です。またアートは空間の浄化作用があるなぁと感じております。
ー アートを購入して展示をするのはY.Yさんにとってどのような意味がありますか?
汚いところに目がいくようになるってことですかね(笑) おそらくオフィスや自分の部屋が汚いとして、自分がとても気に入った作品がその場にきたら、その場を整理するはずです。
特に堀越さんから購入した作品は、実際にアーティストのご自宅にお邪魔して、お話しし、お酒を酌み交わして購入したものです。アーティストの方とお会いすることは初めてでしたし、会った方から購入できたことは私にとってとても大きな意味を持ちました。
私の場合は絵画を購入して、飾っておりますが、この絵画を起点に部屋を考えるようになる。つまり絵画起点に良い空間を作ろうという思想になる。そうするとここが汚いとか、ここにこれを置く意味ってあるか?など、普段何気なく放置しているモノに対しても目が行き渡る様になります。
整理が苦手な人こそ良い絵画を飾ることで、それに見合った空間作りができるようになるんじゃないかなと思います。
ー アートコンサルティングは経営にどのように役立っていますか?
「起点」というものを考えるようになったことでしょうか。部屋を整理するときにもただ整理をするのか?それとも何かを活かすために整理するのか?
経営も同じでただ売り上げをあげていくだけではあまり意味がないように思えます。私の場合「ビジョン」というあまり大それた言葉はあまり好きではないのですが、「社会貢献」というビジョンがあります。
世の中でおかしいところを会社として解決していく。そこを起点にして、売上をあげたり、社員の成長を促進するなど色々な必要性が生じてきます。
つまり、「何を起点に会社の運営を考えるのか?」
アート作品を通じて、そのことに気付かされたような気がします。
何か美しいものを持つとその周辺の改善箇所が見えてくるといった具合の起点が経営にとって大事だと感じました。
アーティスト(歌手・起業家)堀澤麻衣子さん
堀越さんに出会ったのは、わたくしが歌手としてメジャーデビューしてから約1ヶ月後のことでした。
アメリカ・ロサンゼルスにてレコーディングを行い、日本でコンサートをし、作家として本を書いたり、自身のスクールを経営していました。
メジャーデビューという新たな転機がスタートしたわたくしにとって表現に対する鋭い感覚を常に持ちながら、経営の舵を取り続け、スタッフの育成することは、困難極まりなく、どちらも中途半端になり、空中分解してしまうだろうと懸念していました。
エンターテイメントの聖地アメリカにいくことで、自身の声や感性を気に入ってくれる世界的なプロデューサーに出会えるだろうと思い描き、一心不乱に走ってきたわたしとしては、何十年もかかってやっと掴んだ新しい環境を台無しにするわけにはいかなかったのです。
そんな時、わたくしの目の前に現れてくださったのが堀越さんでした。
昨今の音楽業界は低迷しており、何かと新しい打開策を打ち出していかないと生き残っていけないことは、十分予想できました。そのため、音楽業界の方だけではなく、あえて新しい視点を持った異業種の方をディレクターに迎え、新たな環境を乗り切っていきたいと思っておりました。
一緒にお仕事を組むきっかけになったのは、音楽でした。初めてお会いした時、わたくしがアカペラで「アメージンググレイス」を歌うと言う機会がありました。そこで、堀越さんは、歌に共鳴してくださり、涙を流されました。
共鳴できる感性を持っていられる方と仕事ができるということは、何より幸せなことで、同じ方向性を向いて、一緒にタッグを組んでできる方とやっと出会えた喜びに震え、これから一緒に、新たな試みができればと、ディレクターとしてお迎えすることが決まりました。
一緒に仕事をするにつれ、堀越さんは、幼い頃から一流のアート作品を常に見てきたという生い立ちやその中で形成された鋭い感性は素晴らしいものでした。
堀越さんの問題解決の能力は、例えて言うならば、それはアートを捉える時、作品を抽象化して鑑賞するように、現時点での物事の全体像を把握し、そこから、重要な問題点をピンポイントで探しあて提案してくださる能力。
それは、ほかの人にはない非常に素晴らしい武器であり、視点でした。それらの能力によって、多くの提案と解決がなされ、アーティストとしての活動の仕方にも新たな一面が構築され、また、スクール経営でも、はっきりと見えてきました。
また、わたしも経営者として、アーティストとしてのの苦悩を理解してくれる人もまわりにおらず、時には、表現者の理解者として、また、経営者の同志としても、大変親身になってアドバイスを頂きました。相手の苦手部分や、経営の問題に対しても改善策を提案して、一歩一歩ことを進め、状況は良くなっていきました。
「経営者とアーティストは非常に多くの共通点がある」ことを堀越さん自身が理解し、携わっていただいた「アーティストディレクション」と「経営」自体にも、とても多くの共通点がありました。
アーティストは表現にたいして、常に超高品質の表現をめざし形にします。そこに全くの妥協はありません。スクールの経営も同じように、お客様へのサービス体制がいかに徹底してしっかりしているかが大切です。メールのひとつひとつまで、常に高品質なものをお届けできているかかどうかという視点と行動規範が必要です。
そんな最高のチームを目指す時も、堀越さんのファシリテーション能力は高く、スタッフの育成をしてくださりながら、チームは育っていくことができ、わたしも安心して、アーティスト活動に専念することができるようになりました。
ー アーティストディレクターとして
アーティスト活動をしながら、経営をしている身としては、アメリカ・ロサンゼルスで何の心配なく歌手としてレコーディングに集中できることは大変ありがたいことです。
また、日本各地の神社で歌唱奉納コンサートや、ブルーノートでのライブを行なっていますが、その際、大切になるのは広報です。
広報の中で、今、大切なのは、SNSの戦略です。堀越さんは、ターゲットによってその属性にぴったりくるSNSを選定し、その属性の人たちに、ヒットするキャッチフレーズを設定。キャッチフレーズの組み合わせこそが、「アート力」が発揮されている部分だと思います。
また、メディアに対しても、チームをファシリテーションして動かし、各地方のラジオ出演にも力を注いでくださいました。
ー 経営コンサルティングについて
HPのアルゴリズムが大きく変わり、その変化に対応する術を探していましたが、なかなかこれといった解決策がないなか、HPの表示順位も良くない状態で必要なユーザーに対して自社のHPがヒットしていませんでした。
アーティスト活動に関してのディレクションをお願いしていた堀越さんに経営のほうも、相談できないかと話したところ、HP業者の選定から、事務の改善化、スタッフの教育など、今あるリソースを最大限効率よく事業に活かせるようにしてくださいました。
それらによって、売り上げが低迷していた時期から、元どおりになるまで、1~1年半の期間で収益が戻りました。売り上げは低迷期の約2倍となり、今は、安心して通常の業務ができるようになりました。
堀越さんの持つ独特のアート力が、このように、アーティストディレクションと経営の両方に大きく作用し、3年というかけがえのない時間をかけ、ぶつかりながらも諦めることをしないで今の状況を作り込んでいけたと思っております。
堀越さんには、アーティストとして、経営者として、その両面から本当に感謝しております。
歌手 堀澤麻衣子