「屋外に彫刻を設置したけれど、外観に傷や汚れが目立ってきた」
「そろそろアートワークのメンテナンスを考えているけれど、どこに相談したらよいかわからない」
「彫刻の劣化がひどいのだが、どのような流れでメンテナンスを進めたらよいか、頭を悩ませている」
以上のようなお悩みをお持ちの彫刻作品のオーナーや、自治体の担当者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、どのような流れで彫刻作品のメンテナンスを進めたら良いか、ご紹介したいと思います。
Contents
彫刻作品のメンテナンスの流れ
通常、彫刻作品(アートワーク、立体作品)の修復、メンテナンスについては、
以下の通りの流れで行います。
1、修復・メンテナンス計画の策定
例えば、表面に塗料を使用する場合など、経年劣化が想定されるため、
5年〜10年に一度、大規模なメンテナンスを行います。
これを、設置当初から計画に盛り込んでおくのが望ましいです。
作品の管理業者(財産権を保有する者)、建築設計業者、アーティストおよびアーティストの代理人(弊社のようなアートマネジメント会社)および施工業者など、複数の関係者がいるため、メンテナンスを行うための窓口を設け一本化しておくことにより、スムースにメンテナンスを進めることができます。
2、メンテナンス・修復の判断
外観の劣化、傷やクラックなどが目立つようになってきたので、
メンテナンスについて検討し、専門家に相談する。
3、アーティストの承諾およびメンテナンス・修復の方針決定
アーティストに相談・承認を得て、メンテナンス・修復の方針を決定。
4、業者の選定および予算の算出
アーティストと相談しながら、メンテナンスを行う業者を指定、決定。
5、修復のための準備(予算や計画策定など)
業者選定〜時期の決定、アーティストとの調整などを行い、計画を策定。実施予算や時期を決定。
6、メンテナンス・修復の実施
彫刻のメンテナンス・修復を実施。
7、アーティストへの完了報告
エージェントからメンテナンス・修復の完了をアーティストに報告。
以上の流れとなります。
■弊社の取り扱い実績
弊社はこれまで数々の彫刻作品およびメンテナンスに携わって参りました。
一部をご紹介します。
1、ダニ・カラヴァン作品@宮城県美術館
(修復の様子)
(修復後)
2、佐藤忠良作品@仙台空港
(3.11被災時の状況)
(修復メンテナンス)
(修復メンテナンス後)
3、佐藤忠良「うずくまる裸婦」
(修復・メンテナンス後)
4、クレス・オルデンバーグ作品「Saw,Sawing」@東京国際展示場
5、山本正道作品@幕張
これら以外にも多数実績がございます。
特にアーティストが海外を拠点に活動していたり、
アーティストとの交渉や折衝等の経験がなく、
また、著作権等の理解が乏しい場合など、
お困りの方は、以下よりご相談くださればと思います。
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