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こんにちわ!SDアートの堀越啓です。

私は月一回、月末にメルマガをお届けします。

本日は、

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1. 7月の近況
2. アート・ニュース
3. 今月のパブリックアート
4. 余談
編集後記
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についてご紹介します。

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1.7月の近況
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今月は、北海道、神戸、京都へ。

・札幌芸術の森のダニ・カラヴァン作品
数年越しのプロジェクトであった、ダニ・カラヴァン作品(隠された庭への道)の修復が、ひとまず完了しました。

まだ一般公開されていませんが、ひと足先に、一部ですが、Before/Afterをご覧いただけたらと思います。

Before

 

長年、とても残念な姿で、かわいそうでした。。。

写真を撮っても、全然映えない・・・。
美術なのに、美しくない。美術品としてふさわしくない、危機的な状況でした。

After

*写真には、一切加工していません。

設置してから20年ほどが経過しているので、
コンクリートは劣化しており、よくみるとアラがありますが、
写真を撮影すると、非常に綺麗に映ります。

ただ、予算の関係上、金箔部分などは修復がされておらず、汚損が残っている箇所もあリます。それでも、ホワイトコンクリート部分は、一定の白さに近づきました。

8月上旬には一般公開される予定とのことです。
ぜひ、ご覧いただけたら幸いです。

ちなみに、今回、修復を終えたホワイトコンクリートの上には、気持ち良さそうにカナヘビが日向ぼっこしていました。

黒く汚れていた時には見たことがなかった光景に、
動植物は「本当によくわかっているのだな」と感じました。

ひとまず、修復は完了。
またこれから未来を見据えて、次のステップへ進みます。

・神戸のアート&パワースポットツアー
年初に弊社が手がけたコミッションワーク。
ある方のご自宅に、アート作品を設置したのですが、
サロンメンバー限定で、ご自宅にお邪魔して、作品を拝見するシークレットツアーを行いました。

手がけたアーティストは、植松琢磨さん。
アートバーゼル香港や、エルメスのアートワークを手掛けられている、素晴らしいアーティストです。
施主さんのご案内のもと植松さんと共に作品を拝見した後、ミニトークショーを行いました。

ご参加いただいた方からは、非常にご好評をいただき、あっという間の3時間でした。

久しぶりにお邪魔する神戸は、夏真っ只中でしたが、
東京に比べずいぶん涼しいと感じました。

・京都 祇園祭
その後、祇園祭の最中の京都に立ち寄り、さまざまな神社を巡りました。
昔から、京都の八坂神社には非常に縁があり、数々の場面で立ち寄ってきました。今回、祇園祭を拝見して思ったのが、ユダヤと日本はやはり非常に強い結びつきがあったのだという感覚です。

日ユ同祖論とも言われており、この京都の祇園祭は、古代ユダヤの祭事であるシオン祭が語源との話もあります。
また、八坂神社の「ヤサカ」は、ユダヤ教の唯一神である「ヤハウェ」が語源とも言われています。

このあたりの情報については、書籍や動画がたくさんあるのでそちらに譲りますが、
私が、子供の時から関わり続けてきた、冒頭でご紹介したダニ・カラヴァンは、イスラエル生まれのユダヤ人です。彼は7ヶ国語を操る、天才的なアーティストでした。気性が激しく、妥協を許さない姿勢を貫き続けたダニ・カラヴァン。

私が大学生の頃、彼のパリのアトリエにお邪魔し、さまざまな作品を巡った記憶が蘇ります。世界的なアーティストのオーラに圧倒されたことが印象に残っています。

非常にフレンドリーで、特別扱いをしてくれたことを覚えています。何か、シンパシーのようなものをお互いに感じていたのかもしれません。

7月の祇園祭の時期に、ダニの作品がきれいになり甦る。
そして、その「白さ」が取り戻されたことは、もしかしたら、偶然ではない何かしらのお導きなのかもな、と感じ、感謝が湧いてくる京都訪問でした。

北海道と関西という二か所を繋ぎ、
イスラエルという異国の地の平和を想う、7月末です。

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2. アート・ニュース
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今月から、気になったアートに関わるニュースについて私見をご紹介します。今月はこの2本です。

1、鳥取県立美術館で初めての作品展示「地域と美術館を繋ぐ架け橋に」屋外に鉄の彫刻作品設置(倉吉市)
https://www.fnn.jp/articles/-/728132#google_vignette

来年春にオープンするのが、鳥取県立美術館です。
最後の県立美術館とも言われ、数年前から注目されてきました。
この美術館のシンボルとなるアートワークについて、この度、第一弾が設置されたとこと。
最新情報が入ってきました。
シンボルアートを担当するのは、青木野枝さん、リー・ウーファンさん、そして、オラファー・エリアソンさんらとのこと。
先日、学芸員の方からこの人選については聞いていたのですが、
正直、「・・・」。

外野が色々と言ってもしょうがないのですが・・・。

県立美術館なので「失敗できない」のでしょうが、
美術館として、これからの数十年を考えると、非常に保守的な決断。

まあ、外野が色々と言ってもしょうがないですね(笑)

2. 美術史を塗り替える大発見、約13万年前に作られた「エイの彫刻」
https://forbesjapan.com/articles/detail/72084?read_more=1

” それまでに具象絵画として認められた事例は、インドネシアの洞窟に書かれたブタの壁画で、年代は4万5000年前だ。しかしこのアカエイの砂の彫刻は、私たちの祖先が、これまで考えられていたよりはるか以前から、芸術的表現に携わっていたことを示唆している。”

人類がいつ誕生したか?また、クリエイティビティがいつから発揮されたか?
この歴史が塗り替えられたとのこと。

確かに、エイに見えなくもないですね。

このような歴史の前提には、人間が猿から進化してきたという「進化論」があります。これが常識であり、これをベースに世の中を捉えると、確かに、すごいことなんでしょうね。

一方で、戦争によって、さまざまな過去の遺物が破壊され、
その痕跡が消されてきた歴史があります。

「本当の歴史」とは、どこにあるのか?
これからますます、人間がどのように生まれ、時代がつくられてきたのか?

明らかになっていくことを期待しています。

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3. 今月のパブリックアート
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月に一度、気になった、もしくは出会ってしまったパブリックアートを紹介していきます。

今月は、麻布台ヒルズの奈良美智作品です。

前号でお伝えしたとおり、麻布台ヒルズには、世界四大ギャラリーの一つのペースギャラリーが入居しました。
この関係で、アレクサンダー・カルダー展が開催されていたので見てきましたが・・・

正直、期待外れ。

展覧会の質が、まだまだ低いなと感じました。
ヒルズ内のパブリックアートも期待外れでした。

このような既視感のある、紋切り型の開発は、とっくの昔にオワコン化しています。また、そこに添えられるアートも、大きく変化させねばならないと感じます。

そこに関わる人が本当に幸せになるような街や開発を、
アートと共に行なっていく。

これが私の実現すべきビジョンと感じています。

私の出番が来るかはわかりませんが、
あと10年ほどでしょうか。

それまで、せっせと感性を磨き続けたいと思います。

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.4 余談
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都知事選は、蓋を開ければ、現職が圧勝。
やはり、それだけ既得権という蜜を吸い続ける人が多いことの証左なのだと感じました。

一方で非常に期待していたので、やはり20時時点で当確が出た時には、かなり失望しました。
そのことを「東京が嫌いになった。脱出する」とThredsに投稿したら、プチバズりしてしまい、「早くでてけ」などいくつかの誹謗中傷を浴びました。

本当、人間ってさまざまだな(笑)と、片っ端からブロックしましたが(笑)、
みんな、政治ネタは、感情的になる格好の材料なのですね。
この程度の発言で誹謗中傷が来るのであれば、政治家やそれにまつわる人たちは想像を絶します。

そして、そんな中、トランプ前大統領の暗殺未遂。
「自作自演」などとも言われましたが、狙撃直後にトランプを撮影した写真がイーロン・マスクによって取り上げられ、大きな反響を呼びました。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82092

その後のことは、日本ではほとんど報道されていませんし、「自作自演」といった声や、トランプ下げの続報が目立ちます。

一方で、米国等では、次のような報道がされていました。

・狙撃される直前までの「顔の角度」であれば、確実に弾丸は後頭部を貫通していた。頭の角度を変えたのは、スクリーンに投影された映像を見るためにそちらを向いたから。
・射撃した容疑者は、トランプから百数十メートルほど離れた屋根の上から射撃した。しかし、射撃する前の段階で、周囲の人々は、このライフルを持った男性の存在に気づいていたし、周囲の人々は騒いでいた。しかし、シークレット・サービスらはこれを「故意に」見逃していた。
・トランプを警護していたのは、シークレットサービス。シークレットサービスは、政府主導の組織。トランプサイドは、再三、警備を強化するように要請していたが、それらを拒否されていた。シークレットサービスの長官は、バイデンが2022年に任命した、反トランプ。

CNN (反トランプメディア)などで、上記のように伝えています。

いずれにせよ、長尺のライフルを携帯した男性が、100メートルちょっとのところの屋根に登り、大統領の方を狙っていた。しかも、周囲の人は気づいていたのであれば、逆に、なぜこのような狙撃が、のうのうと行われたのか?

いずれにせよ、この難を乗り切ったトランプは、強運の持ち主であり、ヒーローのように奉られるでしょう。

結果、バイデンは「撤退」という決断になったようですね。

しかし、11月まで、まだ3ヶ月強の時間があります。
このままスッとトランプが当選するとは思えません。
2024年11月。ターニングポイントはもう直ぐです。

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編集後記
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前回から構成を変えて、月一のメルマガになりましたが
おかげさまで好評のようなので、このスタイルで続けていきたいと思います。

さて、来月は、夏休みの方も多いでしょうか。
私は、ひとつ歳を重ね、42歳になります。

シュタイナーの人間発達論の7年周期説によれば、
42歳は、第6期:35歳から41歳の最終年を終え、
第7期に突入するようです。

第6期は、「人生の危機を感じる」周期だそう。
この6期までの中心テーマが「物質世界」。

第7期;42歳から49歳、は、「経歴の変化、創造」の時期。
危機を乗り越え、心と生活にバランスと秩序が出てくる時期。

個人的には、この7年で、自分の代名詞になるような仕事をしたいと思っています。それがなんなのか、今の時点では見えていません。

いずれにせよ、42歳のスタートの8月。
台湾でのアートプロジェクトが始動します。
ここが出発点になることは間違いなく、アジアへと足を踏み入れます。

今からとても楽しみです。
次回メルマガは、このプロジェクトについて公開できるかと思いますので、お楽しみに。

ということで、 皆さんも良い日々になりますように。
良い8月を!

堀越 啓
*次回の私のメルマガは、8月30日(金)の予定です

 

 




パブリックアートを導入する方法 〜パブリックアート専門の会社が解説
【実績】鬼頭健吾@台湾・桃園ランドアートフェスティバル