私たちSDアートは、1970年代より、パブリックアートの企画〜導入まで、
100件以上を手掛けてきた会社です。
本記事では、パブリックアートとは何か?、導入する流れ、問題点などを、分かりやすく解説したいと思います。
Contents
パブリックアートとは?
パブリックアートとは、日本語に直訳すれば、「公共の芸術」という意味になります。
つまり、「パブリックアート」とは、公共空間に設置された芸術作品のことを指します。街中で目にする彫刻作品をはじめとするアートは、総じてパブリックアートと言えるでしょう。
パブリックアートの成立などについては、こちらの記事で紹介していますので、ご参照ください。
パブリックアート導入の流れ
パブリックアートは、どのように導入されていくのでしょうか?
実際に設置後までのおおまかな9ステップは以下の通りです;
① 「ここにアートを設置したい!」と思う、自治体や企業の方、個人(以下、クライアント)からプロジェクトが始まる
② 私たちのようなパブリックアートのエージェント会社に相談していただき、制約条件の洗い出しから調査を始める(場所はどこか?どんなアーティストが良いか?予算はどのくらいか?など)
③ 条件に合うアーティストを少なくとも30以上選定し、クライアントに提案する
④ 3、4人ほどの候補者に絞ってもらい、アーティストと交渉を開始する
⑤ 構想案やプロジェクトへの前向きさ、クライアントとの相性などを含めて、担当アーティストを選出する
⑥ さらにクライアントを交え、対話していく中で、設置する作品をブラッシュアップしていく
⑦ 作品が見えてくる中で、作品の運搬方法や設置方法等のテクニカルな部分を弊社のような会社が中心となりまとめる
⑧ 建物のオープン等に合わせて、作品が完成し、作品の設置を実施・完了する
⑨ 作品設置後も、メンテナンスや著作権等の業務が発生するので、設置後も引き続き伴走する
以上が基本的な流れになります。
上記は、制作してもらいたい作家が決まってない場合ですが、
決まっている場合でも、アーティストのマネジメントという観点から、弊社のようなエージェントが入ることもあります。
アーティストとクライアントの間に入ることで、私たちがその言葉や意図を翻訳しながら、
プロジェクト全体を円滑に進めていく。これが私たちのようなエージェントの価値となります。
以上、パブリックアートが実現していくまでの流れなどをご紹介しました。
パブリックアートに関するご相談は↓