SDアートの堀越です。

 

最近は、

アートビジネスを主軸にしながら、

組織のコンサルティングとしての仕事が増えてきました。

 

・美術館での展覧会企画やアーティストによる個展サポート(集客や展示のキュレーション等)

・芸術祭のオーガナイズ

コミッションワークのプロジェクト推進

・アート作品の売買

・パブリックアート、屋外彫刻作品のメンテナンスプロジェクトの監修

 

などに加え、

「組織の問題を解決するためのコンサルタント」

としての役割で仕事を行う場面が増えてきました。

 

私自身、アート業界で仕事をするようになったのは、2012年4月〜です。

それまでは、大学卒業後すぐに大手メーカーに入社し、

・工場での生産管理

・本社での事業企画、経営課題解決のためのプロジェクト

・全社的な採用プロジェクト・チームディレクション

などを7年にわたり仕事として行ってきました。

 

ですので、事業会社での経験をもとにして、

・現状組織のマネジメントやシステム化する仕事

・全体の戦略的なプランを描くこと

・新規事業の立ち上げ

などを得意としています。

 

加えて、(海外との)契約業務、財務・経理、マーケティングなど、一通り学び実践してきました。

これらをベースにして、

・アート業界、特に美術館との関係性の構築

・新たなビジネスを創出する基本的な考え方、動き方

・アーティストとの折衝、マネジメントなど

といった専門性を育んできました。

 

今回は、事業の観点からではなく、私が得意とする価値提供方法やスキル等について、

簡単にまとめましたのでご紹介します。

 

 

① コンサルティング

個人および企業向けのコンサルティングを行っています。

課題の洗い出し、課題解決の方向性の決定、実施方法の決定に加え、

問題を解決するアドバイスや課題解決法の提案などを行います。

 

例えば、現在、一部上場企業にてHR分野のコンサルティングを行っていますが、

この場合、

・ある課題に対して情報を収集し

・どのように分析していくかを決定し

・仮説検証を行い

・提案を行う

という流れでコンサルティングを行います。

このような役割は、通常、コンサルティング・ファームが行うものですが、

私のアート業界という特殊なバックボーンを理解いただいた上で、

その役割を期待されていると感じることがあります。

 

というのも最近ビジネス界隈では、

「デザインとアート」

に対するビジネスにおける重要性が理解されはじめています。

 

このような認識が広がってきた背景として

「不確実性をさらに増してきた世界(VUCAワールド)」

が喧伝されるようになったことにあるように思います。

 

これまでは、「サイエンス=論理思考や理性思考」が最重要視され、

ビジネスの現場での「正解」でした。

 

しかし、このアプローチは、行き着く結論が「コモディティー」となり、「差別性がない結論」となりがちです。

つまり、「誰でも同じような結論に至る製品やサービス」となることにより、競争力が失われてきています。

従って、このVUCAワールドにおいては、この「コモディティー」は急速に陳腐化していきます。

 

このような状況から、論理思考というサイエンスに加え、

「アート」という感性的なアプローチが、

経営や組織の課題解決、長期的な競争力の維持に不可欠であるという認識が広がってきています。

 

そこで、私がこれまでアート・プロデューサーとして培ってきた

「アート=右脳的、直感的な判断やインサイト」

が面白がられ、求められるようになってきているのかと思っています。

 

例えば、ユニクロには、アートディレクターの佐藤可士和さんが経営の重要なアドバイザーとして参画しています。

デザインと経営は切っても切れない仲であることを理解し、積極的に経営に取り入れる。

これは、今後ビジネスパーソンに求められるチカラが「デザイン思考的エッセンス」であることを示唆している事例かと思います。

実際に、経済産業省は、「デザイン経営宣言」という報告書を出しています。

ここには「デザインの良し悪しによって、売上が大きく変わるというエビデンスを元に、

デザインに対する積極的な投資を行い、これからの産業振興につながていきたい、という意志が見られる内容になっています。

今後ますます、デザインが重要視される風潮が強まり、

またそれと同時にアートに対する理解も変わっていくのではないかと期待しています。

 

▼(参考)アートとデザインの違いとは?

https://sdart.jp/archives/2172

 

 

 

②マネジメント

私は、アーティストのマネジメントを依頼されることが多いですが、

そのマネジメントの範囲は、アーティストはもちろんのこと、

そのアーティストを支える、事務所等のスタッフや所属する人員等にも及びます。

 

アーティストマネジメントというと、何か特殊なことをしているような気がするかもしれませんが、

いわゆる「普通の会社」と共通する点が多々あります。

 

▼アーティストマネジメント3つの仕事

https://sdart.jp/archives/474

 

チームマネジメントの仕事はおおよそ以下のようにまとめられると思います;

・ Vision策定→目標へのブレークダウンおよび目標設定

・ 目標達成のためのマインドセットの設定や浸透および行動計画の策定

・ 実行および結果の測定、検証

・ 次のアクションの決定

 

要すれば、

「目標を設定し、それを達成するためにPDCAサイクルを回す」

ということを日々行っています。

私はこれを、

R-ViG-PDCA

というコンセプトにシンカさせて考えています。

(Reserch、Vision策定、Goal設定、PDCAの頭文字をとったもの)

 

このような基本的なマネジメントの方向性に加え、

最新のITツールやシステムを導入し業務効率化を図ったり、

リモートワークや時間にとらわれない働き方を推進したり、

多様な働き方を推進しています。

 

今後、フリーランスがますます増えていくかと思いますが、

毎日同じ場所に通勤して同じような人たちと仕事をするというスタイルではなく、

究極的には、

「時間通りに、要求された(以上の)品質のサービスを届けること」

ができれば、仕事は成り立ちます。

 

今は様々なITツールが発達し、

SkypeやZoom、Chatwork、Googleドキュメントなど、働き方の多様性を支援する環境が整ってきています。

従って、従来とはますます違った形の働き方や、マネジメントスタイルが、

今後ますます取り入れられていくのではと思います。

 

 

③プロデュース

まず最初に、

「プロデュースとマネジメント、コンサルティングの違いは何ですか?」

という問いをよく投げかけられるのですが、私見は以下です;

 

・プロデュースとは、ゼロから1を生み出すために、ヒト・モノ・カネ・情報・時間というすべての経営資源に責任を負い仕事を遂行すること

・マネジメントとは、1とか10を、10とか100にしていくこと

・コンサルティングは、プロデューサーやマネージャーを客観的立場から捉えながら、課題を発見し解決方法をアドバイスしていくこと

 

という感じかなと思います。

従って、プロデューサーは「負う範囲が大きい」と言えるかと思います。

そして、本質的には起業家と同じだと思います。

 

プロデュース:Produceとは「生み出すこと」です。

 

従って、

・起業して新たな価値を世の中に生み出す

・新規事業を立ち上げ、新たな価値を世の中に生み出す

・アーティストに価値を見出し、世の中にひろげ喜びを生み出す

というように、

「プロデュース」するわけです。

 

私はこれまで新規事業をいくつも立ち上げてきました。

 

これまで、

・全世界に超高級車を輸送するコーディネーションビジネス(事業継承)

・アートプログラムの開発、提供を通じたアートの普及啓蒙を行うビジネス

・オンラインアート販売ビジネス

・旅行代理店とのツアー企画ビジネス

 

など様々な「価値の創出」を行ってきました。

数え切れないほどの失敗を日々していますが、

すべて私の血肉になっています。

 

プロデューサーたるもの、プロデュースすることをやめたとき、

それが人生の終わりだと思っています。

これからも新たな価値を世に生み出せるように邁進してまいりたいと思います。

 

 

以上です。

 

色々と書いてきましたが、まとめると、

経営的な視点を生かし、企業・自治体・アーティスト等の様々な問題をアートとサイエンスの両輪から解決する存在

として、

コンサルティング、マネジメント、プロデュースを行う唯一無二のひととして、

これからもこの特殊かつ感性的な世界を一歩ずつ進んでいこうと思っています。

 

 

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